スイス製薬大手のノバルティスが抗がん剤「グリベック」の特許認定をインドで求めていた裁判で、インドの最高裁は1日、「発明品としても特許としても認められない」として訴えを却下しました。ノバルティスの抗がん剤「グリベック」は世界で年間10億ドル以上を売り上げる超大型の医薬品です。インドの最高裁が「新薬ではない」としてノバルティスの訴えを退けたことで、今後はインド市場で圧倒的に強い後発医薬メーカーの生産が加速することになります。この裁判は、急成長するインドで、知的財産の保護をどれだけ受けられるかを見極める裁判となっていました。▼ノバルティス、今後インドでは研究開発行わず[インド新聞]
ノバルティスは2006年に特許庁(IPO)にグリベックの特許承認を申請。同庁がこれを却下したため、翌07年に知的財産権上訴委員会(IPAB)に訴えを起こした。だが、09年に同委員会が同社の訴えを棄却したことから、最高裁に上告していた。▼後発薬大国インド、スイス製薬大手の特許認めず[読売新聞]
判決を受け、ノバルティスのインド法人ノバルティス・インディアのランジト・シャハニ社長兼副会長は医薬品の販売事業については「これまで通り継続する」 と述べる一方、インドでの研究開発事業に関しては終了する方針を表明した。既存の拠点に関しては、国外に移転するという。
インド政府やインドのジェネリック医薬品製造会社は、判決を「既存薬と変わらない新薬の特許を取得して、高値で独占販売を続ける欧米流に待ったをかけた」と歓迎する。インドは、年間輸出額100億ドル超と世界トップ級のシェアを誇るジェネリック製薬業界を抱え、05年まで医薬品の特許を認めていなかった。同年、医薬品に一定の特許を認めることを義務づける世界貿易機関(WTO)の協定に基づき特許法を改定した後も、特許を認めることに一貫して慎重だ。▼インド最高裁、ノバルティスの特許申請を棄却[WSJ]
インドの医薬品セクターは、売上高が12年の110億ドルから20年までに少なくとも488億ドルに成長すると見込まれている(プライスウォーターハウスクーパース)。しかし今日の売上高の大半は、国内製薬会社が出している割安な後発薬からきている。▼世界四季報(@4ki4)/2011年12月03日つぶやき[Twilog]
後発医薬品>特許(Wiki) http://t.co/qKwbNTh3 「成分特許を認めていないインドなど特許制度が欧米と異なる国では特許が切れた薬ではなく、インドの国内法において特許が認められてない…アフリカなどの貧困国ではインド製のジェネリック医薬品が大量に使用されている。」▼世界四季報(@4ki4)/2012年08月16日つぶやき[Twilog]
『インドは「途上国の薬局」と呼ばれ、途上国に向けたジェネリック薬の主要な製造国である。インド製の安価なジェネリック薬のおかげで、現在500万人以上のエイズ患者が治療を受けられるようになっている。』
『MSFが25ヵ国で17万人以上を対象に行うHIV/エイズ治療プログラムで使用する薬の80%以上が、インド製のジェネリック薬である。』(国境なき医師団=MSF) http://t.co/H3HDqUDJ
ランバクシー躍進の理由>「1970年に制定されたインドの特許法では、特許は製品自体に課せられるものではなく、製造工程に課せられていた。このため、製造過程が異なるものであれば、ジェネリック薬を製造することが認められていた。」 http://t.co/2NNfiQsi
インド特許法の2005年大改正:ジェネリック医薬品産業の保護 http://t.co/MLJq8VCs 物質特許制度の導入 http://t.co/sxWuKV8o 「旧第5条こそが印ランバクシーをはじめジェネリック医薬品会社の成長を支え、インドをバイオ医薬大国にした原動力」
インド製薬会社ランキング http://t.co/mfUMGpSq残念な判決でしたけど、インドの後発医薬品メーカーに肩入れした判決は政治的な圧力があったのでしょう。
さすが新興国の薬屋さん→8億人が1日2ドル以下の生活を送るインドで、薬の無料提供の恩恵を受ける国民は2017年までに52%に達すると指摘する。 RT @rosanjin69: インド「ジェネリック医薬品を無料提供」の波紋 http://t.co/1a8EnJqh
後発医薬品>特許(Wiki) http://t.co/qKwbNTh3 「成分特許を認めていないインドなど特許制度が欧米と異なる国では特許が切れた薬ではなく、インドの国内法において特許が認められてない…アフリカなどの貧困国ではインド製のジェネリック医薬品が大量に使用されている。」
インド特許法の2005年大改正:ジェネリック医薬品産業の保護 http://t.co/MLJq8VCs 物質特許制度の導入 http://t.co/sxWuKV8o 「旧第5条こそが印ランバクシーをはじめジェネリック医薬品会社の成長を支え、インドをバイオ医薬大国にした原動力」
ノバルティス株価チャート |
・インド小売業の外資開放(世界経済新聞)
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