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http://econ.st/13nqImX |
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http://sites.nationalacademies.org/DBASSE/CPOP/DBASSE_080393 |
U.S. Health in International Perspective
米国人の健康、先進国中でほぼ最下位=米調査機関 - WSJ.com
http://on.wsj.com/SllG9e
>9日に発表された健康に関する研究では、米国民は平均して他の先進国の人よりも病気がちな上事故に遭う頻度も高いことが分かった。これは比較的裕福で保険に入り、大学卒の米国民でも同じだ。
>米学術研究会議(NRC)と米医学研究所(IOM)が17の先進国を対象に行った研究では、米国は肥満・糖尿病、心臓疾患、慢性肺疾患、関節炎への罹患、乳児死亡率、負傷、殺人、十代の妊娠、薬物死、性感染症が多く、健康度はほぼ最下位だった。
>研究報告を執筆した公衆衛生、医療の専門家らは「さまざまな健康面のの弱さがみられた。75歳までの全ての年齢層で、複数の疾患を抱える人や、生物学的・行動面のリスク要因が高く、負傷も多い」としている。
>報告によると、米国男性の平均寿命は75歳と、17カ国中で最低で、最も長命のスイス人と比べると4年近く短い。米国女性の80歳は下から2番目で、最高だった日本女性より5年短い。
>米国民の平均寿命が短いのは、50歳未満の男性の死亡率が自動車などの事故、暴力などで高いことが主因。しかし、報告は米国女性の寿命の伸びが他の国より小さいことも指摘した。
>一方、報告は、他の国に比べて75歳を過ぎた米国民の生存率が高く、また、がんと脳卒中を患った場合の米国民の生存率も全般に高いとしている。さらに、米国では血圧、コレステロール値、喫煙のコントロールが他の国よりうまく行われているという。
>しかし報告は「ヘルスケアの質や健康増進活動の普及など、良い健康をもたらすために重要なことが米国ではよく問題になっている」と指摘した。この報告は、米連邦財政赤字の大きな要因である医療費支出と銃規制について論議している政治家の間に新たな議論を巻き起こす公算が大きい。
>報告は、「健康面での米国の弱さ」について、社会的不平等、高カロリー摂取などの個人的行動といった推測される要因を指摘した。しかし同時に、歩行者よりも車を優先する社会構造や自由に避妊ができないこと、大気汚染、それに銃の所持など、米国の公衆衛生が抱える問題も指摘した。
>世界保健機関(WHO)に批判された2000年の報告とは異なり、今回の報告は医療支出と健康を絡めた考察は行わなかった。
>今回の報告は、米国には初期治療を行う医師が不足し、無保険の国民も多いとし、医療システムが断片的で手の届きにくいものになっていると批判した。報告は「米国の富と資産、他の国を大きく上回るヘルスケアへの国民1人当たり支出の大きさからみて、この健康面での弱さは驚くべきことだ」としている。