2016年9月29日

韓国経済を揺るがす金英蘭法とは

割り勘定着? 韓国で接待規制(Yahoo!ニュース)

韓国 1人2700円超の接待を禁止する法律が施行(NHKニュース)

始まった接待規制法 韓国に割り勘は根付くか(日経新聞)

韓国社会が大揺れ、「接待文化」と決別できるか(東洋経済)

 ■「カネが回らない」韓国・接待禁止法に頭抱える飲食店 初日から早くも客入り減少 密告奨励も(産経ニュース)
公務員や報道関係者、私立学校の教員らが対象で、同一人物から本人か配偶者が1回に100万ウォン(約9万1500円)、1年間に300万ウォンを超える金品を受け取れば、理由に関係なく刑事処罰(3年以下の懲役もしくは3千万ウォン以下の罰金)を受ける。また、職務と関係がある場合、飲食接待は3万ウォン(約2700円)、贈り物は5万ウォン、慶弔費10万ウォンの上限がそれぞれ設定された。

研究機関によれば、韓国での接待とみなされる額は、年間40兆ウォン規模と推定されている。社会に金が回らなくなり、景気をさらに悪化させることへの懸念も一方ではある。
韓国人口5000万人のうち400万人(8%)が対象で、韓国経済損失は全体で11.6兆ウォン、飲食業だけで8.5兆ウォンと試算されています。

ソウル市内の飲食店では、接待が可能な3万ウォン未満に押さえた「金英蘭メニュー」を用意したりと対策が取られているようです。

中朝貿易で利益を上げた女性実業家の馬暁紅とは

馬暁紅
馬暁紅
馬暁紅 中国 北朝鮮 関係 逮捕
朝日新聞
馬暁紅 中国 北朝鮮 関係 逮捕
毎日新聞

中国、北朝鮮に核物資輸出した馬暁紅代表を逮捕(中央日報)
オンラインショップスタッフ出身の馬代表は北朝鮮が自然災害で中国と交易を始めた1996年に対朝貿易に参入した。中国時事週刊誌「南方週末」によると、馬代表は2006年10月の1回目の核実験直後に重油2000トンを販売した。馬代表は当時、北朝鮮に貨物トラック80台を提供する代価として鉱山採堀権を確保し、平壌(ピョンヤン)衣類工場にも投資した。馬代表は当時、「政治状況に関係なく身を粉にして献身するだけだ」としながら「対朝事業は賭博」と明らかにした。馬代表は新義州(シンウィジュ)特区開発、龍川(ヨンチョン)駅列車爆発事故、北核危機に何度かぶつかりながらも朝中両国政府の保護下で事業を拡大してきた。680人の職員を率いる鴻祥集団は2010年に中国500代民営グループで189位に入った。

中国が遼寧省丹東市の女性実業家・馬暁紅氏を拘束、北朝鮮の核兵器開発を支援か(ニフティニュース)
馬氏は1990年代から北朝鮮貿易を手がけてきた。当初は原油を輸出しくず鉄を輸入する業務だったが、後に北朝鮮の鉱山開発権を取得するなどビジネスを拡大。13年末に処刑された北朝鮮の高官、張成沢氏とも太いパイプを持っていたとされる。北朝鮮貿易の成功を背景に中国での存在感も高め、13年には遼寧省人民代表大会代表に選出されている。

馬暁紅氏は、1992年にデパートの従業員を辞めて、貿易会社に就職。2000年に前身企業を設立。2006年に北朝鮮が最初の核実験を行った直後、重油2000トンを北朝鮮へ輸出。その後、北朝鮮の鉱山採掘権を得たり、平壌の服飾工場に投資したりするなど事業を拡大。会社の資本金は1億元(15億円)、従業員680人。やり手の女性実業家ですね。